3大AIを人に例えると
AIに触れてみようかと思っても、今のご時世はAIサービスがいろいろ乱立していて、「結局どれを触ればいいの?」と迷ってしまいますよね。
実際、僕もそんな感じでした。
なのでここでは、技術的な難しい話はいったん横に置いて、僕が実際に使ってみて感じた「主観的な感想」をもとに、3つの代表的なAIを人に例えてご紹介したいと思います。
この文章では便宜的に、次の3つを「3大AI」と呼びます。
- Microsoft Copilot(マイクロソフトさんちのAI)
- Gemini(GoogleさんちのAI)
- ChatGPT(OpenAIさんちのAI)
あくまで「よく名前を聞く代表選手3人」くらいのイメージで読んでくださいね。
Copilot(Microsoft社製)
Windowsのそばにいつもいる、仕事ができる同僚タイプ
Windowsのパソコンを使っている人なら、最近はもう毎日のようにどこかで顔を合わせている身近な子。
- Word、Excel、PowerPoint、Outlook など、マイクロソフト系のアプリと連携するのがとても得意。
- 会社で「仕事用に使うAI」としては、まず名前が挙がりやすい存在。
特に、「今までのオフィスワークの延長線上でAIに手伝ってほしい」人にとっては、かなり頼もしい存在だと思います。
一方で、ユーザーがプロンプト(「こうしてね」とAIに伝えるための文章の指示書)で細かく命令しても、ところどころを飛ばし読みしてしまう、おっちょこちょいな面もあります。
- 指示の一部を見落としていたり
- こちらの意図と少しズレた解釈をしてきたり
ということが、ときどき起こります。
なので、Copilotに計算や資料作成を手伝ってもらうときは、
- Excelを使う/使わないに関わらず
- 大事な数字や条件だけは、人間側でもう一度チェックする
という一手間を挟んでおくと安心です。
こんな人におすすめ
- すでに Windows や Word・Excel・Outlook を仕事で使っている
- 新しいツールを覚えるのはしんどいので、「今ある環境の延長でAIを使いたい」
- 仕事の資料作成やメールの下書きからAIを試してみたい
Gemini(Google社製)
量をこなすマッチョで、絵も上手な優等生タイプ
Geminiは、僕の印象では
- たくさんの量の仕事を、ものすごい勢いでこなすマッチョでありながら
- 画像生成(お絵描き)もとても上手な、よくできた子
という感じです。
長めの文章をまとめることや、技術系の計算・プログラミングの補助など、「ゴリゴリ作業を進めたい」ときのパワーはかなりのものだと感じています。
その一方で、ちょっと頭が固いところもあります。
- 指示の書き方があいまいだと、「これはどういう意味?」と戸惑ったり
- 雑談相手としては、少し堅苦しく感じられる場面もあったり
ということがあるので、「楽しくおしゃべり」よりも「きっちり仕事」向けの子という印象です。
僕の感覚では、技術系の計算やプログラミングをゴリゴリ手伝ってもらうには、いちばん頼りやすい場面が多いです。
こんな人におすすめ
- Google検索、Gmail、Googleフォトなど、Googleサービスを日頃からよく使っている
- 技術系の作業やプログラミングのサポートをAIにお願いしたい
- 画像生成(イラストや説明図など)も一緒に試してみたい
ChatGPT(OpenAI社製)
器用で話し上手な、ちょっとお調子者の相談相手タイプ
ChatGPTは、とても器用で、幅広い分野の要望に応えられる「よくできた子」だと感じています。
- 会話の流れ(文脈)からこちらのニーズを読み取るのが上手
- 「こういうこともできますよ」と、ユーザーの意図を先回りして提案してくる
というあたりが、他のAIと比べても光っているところです。
一方で、ちょっとお調子者で口が軽すぎるように感じることもあります。
- 自信満々でしゃべっているけれど、よく見ると間違っている
- 聞いてもいない余計なことまで、楽しそうに話し始める
といった「ポカ」も、たまにあります。
ただ、そのポカを指摘すると、
- 自分でちゃんと確認し直して
- 間違っていたところを素直に認めて修正してくれる
という、とても素直な一面もあります。
たくさんお話ししていくうちに、だんだんこちらの好みやパターンをつかんでくれて、いろいろと気を使ってくれる優しい面が見えてくるタイプだな、と感じています。
こんな人におすすめ
- 日記やブログの文章を、誰かと相談しながら整えたい
- 自分の考えを整理したり、モヤモヤを言葉にする手伝いをしてほしい
- AIと雑談しながら、少しずつAIに慣れていきたい
僕と3大AIの付き合い方(4人タッグ)
僕自身は、この3人の中では、話し上手で聞き上手のChatGPTを相棒に選びました。たいていのことは、器用にこなしてくれるChatGPTに任せています。
一方で、CopilotやGeminiが得意とする分野の仕事をするときには、
- まず ChatGPT に相談して内容を整理してもらい
- CopilotやGeminiに渡す「指示書(プロンプト)」を一緒に作ってもらい
- そのうえで、3人それぞれの得意分野に仕事を振り分ける
という流れで、僕+3大AIの「4人タッグ」で仕事を進めています。
「誰かひとりのAIだけに全部任せる」のではなく、話を聞いてくれるChatGPTをハブにしながら、それぞれの得意分野を活かしてもらう。そんな付き合い方が、今のところ僕にはいちばんしっくりきています。
3人のAIに共通する「大事なポイント」
ここまで、Copilot・Gemini・ChatGPTを「性格の違う3人の子ども」のように紹介してきましたが、3人ともに共通する大事なポイントがいくつかあります。
1. もっともらしく間違うことがある
どのAIも、
- 一見もっともらしい説明をしながら
- 実は事実関係が間違っている
ということがあります。
これは「このAIだけの欠点」ではなく、今のAI全体の性質だと思ってもらったほうが安全です。
なので、
- お金・契約・健康などの大事な話
- 仕事で使う数字や、実際の法律・制度など
については、必ず人間側でもう一度確認することをおすすめします。
2. 個人情報や他人の秘密は慎重に
AIは話し相手としてはとても便利ですが、
- 実名
- 住所や電話番号
- 他人の秘密や、センシティブな情報
などは、むやみに書き込まないほうが安心です。
どうしても書く必要があるときは、
- 仮名に置き換える
- 数字の一部を伏せる
- あくまで「例」としてぼかす
といった工夫をしておくと、安全度が上がります。
3. 「誰が一番か」より「誰に何を頼むか」
3人とも、それぞれ得意・不得意があります。
- Office仕事とセットなら Copilot
- 技術寄りでガンガン回したいなら Gemini
- 雑談や文章相談なら ChatGPT
というように、「誰が一番えらいか」ではなく「誰に何を頼むか」で選ぶと、AIとの付き合いがだいぶ楽になります。
おわりに
最初は僕も、「AIって難しそうだし、どれから触ればいいのかわからないな…」と思っていました。
でも実際に触ってみると、3人とも「それぞれのクセはあるけど、ちゃんと話を聞いてくれる子たち」だと感じています。
- まずは、自分がふだんよく使っている環境に近い子から試してみる
- しばらく使って仲良くなってきたら、他の子とも少しずつ遊んでみる
そんなふうに、人付き合いに近い感覚で試してみてもらえたらいいなと思います。

