もしAIたちが「会社の同僚」だったら

AIとの付き合い方

― イラストで分かる、5つのAIのちがい ―

AIの特徴の違いを分かりやすくひも解く

AIに触れてみようかと思っても、今のご時世はAIサービスがいろいろ乱立していて、「結局どれを触ればいいの?」と迷ってしまいますよね。

正直なところ、僕自身も最初はそうでした。

なのでここでは、技術的な難しい話はいったん横に置いて、5つの代表的なAIを同じ会社の人に例えてご紹介したいと思います。

このページで分かること

  • 5つの代表的なAI(ChatGPT / Gemini / Claude / Grok / Copilot)の“得意分野”
  • このイラスト(配置図)の読み方と、AIの「距離感・役割」
  • 迷ったときに「誰に何を頼むか」を決めるコツ(比較表つき)

生成AIはどれも同じに見えるかもしれません。でも実際は、性格も得意分野もまったく違う「同僚」のような存在です。

この画像は、あなたのデスク(中央の空席)を中心に、AIたちの「距離感」と「役割」を配置図として表しています。ここでは画像の配置とリンクする形で、5人の同僚を順番に紹介します。

まず全体像(この画像の読み方)

中央の空席あなたが座る席です
椅子の左側ChatGPT(相談役・司令塔)
椅子の右側(マウス横)Copilot(実務特化の相棒)
背後の資料棚Gemini(調査)/Claude(編集)
窓の外Grok(社外の空気・トレンド)

1. 正面の席:頼れるチームリーダー|ChatGPT

開発会社:OpenAI

AI開発の系譜:GPTシリーズの流れを継ぐ会話型AIの中心的存在。「人と自然に話せるAI」を一般に広めました。

良い特徴(スコア)

  • 圧倒的な安心感と知名度(10/10)
  • 会話の自然さと万能さ(9.5/10)
  • スマホアプリの完成度が高い(9.0/10)

悪い特徴(スコア)

  • もっともらしい誤情報を出すことがある(8.5/10)
  • 優等生的で個性が薄くなりがち(7.5/10)
  • 無料版には回数制限あり(7.0/10)

会社の職員に例えるなら(スコア)

  • 正面席の話しかけやすいリーダー(10/10)
  • 何でも最初に相談できる先輩(9.0/10)
  • たまに知ったかぶりする優等生(8.5/10)

2. 奥の資料室(左):情報収集のプロ|Gemini

開発会社:Google

AI開発の系譜:Bardを経てGeminiへ。検索とAI研究の融合路線で進化しています。

良い特徴(スコア)

  • Googleサービスとの連携(10/10)
  • 長文・大量資料の処理能力(9.5/10)
  • 出典に辿りやすい回答(9.0/10)

悪い特徴(スコア)

  • 検索結果寄りになりがち(8.5/10)
  • 人物画像生成に厳しい(8.0/10)
  • 説明がやや堅い(7.5/10)

会社の職員に例えるなら(スコア)

  • 資料室の調査担当(10/10)
  • 理屈重視の専門家(9.0/10)
  • ルールに厳しい超エリート(8.5/10)

3. 奥の資料室(右):文章の魔術師|Claude

開発会社:Anthropic

AI開発の系譜:Constitutional AI(憲法AI)思想に基づく、安全性重視設計。文章の自然さ文脈理解に強みがあります。

良い特徴(スコア)

  • 日本語の自然さが非常に高い(10/10)
  • 文脈理解と行間読み(9.5/10)
  • 長文作成・思考整理が得意(9.0/10)

悪い特徴(スコア)

  • Web検索が弱い(9.0/10)
  • 画像生成ができない(8.5/10)
  • 無料枠が少ない(8.0/10)

会社の職員に例えるなら(スコア)

  • 静かな凄腕編集者(10/10)
  • 文学部の教授タイプ(9.5/10)
  • 体力の少ない天才(8.5/10)

4. 窓の外:流行に敏感な情報屋|Grok

開発会社:xAI

AI開発の系譜:X(旧Twitter)連動。リアルタイム性と本音重視で進化しています。

良い特徴(スコア)

  • 今の話題への強さ(10/10)
  • 忖度しない回答(9.5/10)
  • ユーモアや皮肉が使える(8.5/10)

悪い特徴(スコア)

  • 基本は有料になりがち(10/10)
  • 情報精度にムラ(8.5/10)
  • 日本語ニュアンスに弱い(8.0/10)

会社の職員に例えるなら(スコア)

  • 窓の外から声をかける悪友(10/10)
  • 皮肉屋のムードメーカー(9.0/10)
  • トレンド中毒の情報屋(8.5/10)

5. 右手の席:実務特化の仕事人|Copilot

開発会社:Microsoft

AI開発の系譜:GPTの頭脳をOffice製品に組み込んだ実務特化型。会話よりも「タスクを完了させる」方向に強みがあります。

良い特徴(スコア)

  • Office製品との連携(10/10)
  • 無料でも高性能GPTを使える(9.0/10)
  • 資料作成のスピード(8.5/10)

悪い特徴(スコア)

  • 会話が事務的(8.5/10)
  • 動作がやや重い(8.0/10)
  • Officeを使わない人には恩恵が少ない(7.5/10)

会社の職員に例えるなら(スコア)

  • あなたのすぐ横で支える実務のエース(10/10)
  • Excel職人の同僚(9.0/10)
  • 成果物は完璧、雑談は苦手(8.5/10)

まとめ:AIは「選ぶ」より「配置する」

  • 迷ったら、まずは正面のChatGPTに話しかける
  • 調べ物は、資料室のGemini
  • 文章を整えるなら、奥のClaude
  • 刺激が欲しい時は、窓の外のGrok
  • 仕事を片付ける時は、右手のCopilot

彼らの中から特別な一人を選ぶ必要はありません。AIたちはそれぞれの得意分野を活かして、あなたを支える、頼もしい仲間たちです。

5人のAIを一目で比較|あなたの傍にいる 仲間の一覧

それぞれのAIの役割と向き・不向きを、一覧で整理しました。
「誰に何を頼むか」を決める時の、判断材料として使ってください。

AI 主な役割
(画像内ポジション)
得意なこと 苦手なこと こんな人に向く
ChatGPT 正面の席
相談役・司令塔
  • 雑談・相談
  • アイデア出し
  • 幅広い質問対応
  • 事実誤認が混ざること
  • 専門特化はやや弱い
  • AIが初めての人
  • まず話し相手が欲しい人
Gemini 資料室(左)
調査・収集担当
  • 検索・調べ物
  • 大量資料の要約
  • Google連携
  • 文章の情緒
  • 創作的な会話
  • 調べ物が多い人
  • 根拠を重視したい人
Claude 資料室(右)
編集・文章担当
  • 日本語文章作成
  • 思考整理
  • 長文の壁打ち
  • 最新情報
  • 画像生成
  • 文章を書く人
  • 考えを整理したい人
Grok 窓の外
トレンド・刺激役
  • リアルタイム話題
  • SNSの反応把握
  • 率直な意見
  • 情報の正確性
  • 日本語の繊細さ
  • 今の空気を知りたい人
  • 刺激が欲しい人
Copilot 右手側
実務の相棒
  • 資料作成
  • Excel・Word支援
  • 業務の時短
  • 雑談
  • 創造的な対話
  • Officeを使う人
  • 仕事を早く終わらせたい人

ポイント:
「一番優れたAI」を探すより、
「今、自分がやってる作業を得意とする同僚に声をかける」感覚で使うのがコツです。

最後に:迷ったときに立ち戻るための図

ここまでの話を、「選び方」と「配置」の2枚の図にまとめました。
読むためというより、迷ったときに立ち止まって見返すための図です。

① 今日は何をしたい? AI選択のチャート

今日の目的からAIを選ぶためのフローチャート

② 5人の配置図(見返し用)

こちらは、5人の役割と立ち位置を一枚にした配置図です。
「今の自分は、どこに頼ろうとしているか」を確認するために使ってください。

AIオフィス5人配置図|迷ったときに立ち戻るための見返し用図
タイトルとURLをコピーしました