ログアドベンチャーeの残念なアシストカット

ふみお
ふみお

ログアドベンチャーe:バッテリー残量低下時に起こるアシストカットの問題

最近お気に入りのログアドベンチャーe(以後ログアド)ですが、気になる点もいくつかあります。

その最たるものは、バッテリー保護のためのアシスト停止が、電池残量がまだ高めの段階で入ること。

これまで、ヤマハのpass、ブリジストンのアルベルトeやeステップクルーズなどの電動アシスト自転車に乗ってきました。

これらの自転車は、バッテリー残量が10%を切ると残量計が点滅し始めて、急な坂道でのアシストを期待できなくなります。
一方でログアドは、バッテリー残量が20%を切ると、急な坂道でアシストがカットされる傾向があり、残10%を切ると平地でもアシストしないときがあります。

しかもメーカー車のように、「坂道でアシスト力が弱まっていく」感じではありません。

ログアドは、バッテリー残量が20%を切った状態で急坂を登っていると、いきなりアシストが切れる。
でも、ペダルを1周くらい回すと、またアシストが戻る。
そんな挙動を繰り返します。

結果として、アシストがON/OFFされるたびに、乗り手はガックンガックンしながらペダルを漕ぐことになります。

家に着く直前に、長くて急な坂道を走る必要がある僕としては、ログアドのこの挙動はかなり残念です。

そこで、ログアドのバッテリー残量が20%を切ると起こる、このアシストカットを回避する方法がないかを、うちのHAL(=ChatGPT)に相談してみました。

電動アシスト自転車のアシストが切れる理由

ふみお
ふみお

そもそも、電動アシスト自転車は、バッテリー残量が低下すると、なぜアシストをやめるの?

HAL
HAL

電動アシストが残量低下で弱くなったり止まったりするのは、主に「バッテリー保護」のためです。

ポイントは、残量%そのものというより「電圧の余裕」にあります。
バッテリーは残量が減るほど電圧が下がりやすくなり、坂道のように大きな力が必要な場面では、瞬間的に大電流が流れて電圧がガクッと落ちることがあります。

その電圧が安全ラインを下回りそうになると、制御側が「過放電を避けたい」と判断して、アシストを一時的に絞ったりカットしたりします。
残量が少ないときに急坂でアシストが期待しにくくなるのは、この挙動が大きな理由です。

その電圧が安全ラインを下回りそうになると、制御側が「過放電を避けたい」と判断して、アシストを一時的に絞ったりカットしたりします。
残量が少ないときに急坂でアシストが期待しにくくなるのは、この挙動が大きな理由です。

また「急坂で突然切れて、クランク1周くらいで戻る」を繰り返す場合は、電圧がちょうど境界線を行ったり来たりしている可能性が高いです。

急坂で踏む → 大電流が必要 → 電圧が一瞬落ちる → 保護でアシストOFF
アシストが切れる → 負荷が減る → 電圧が戻る → 次の判定でアシストON

このON/OFFが連続すると、体感として「ガックンガックン」になりやすいです。

なぜログアドベンチャーeは、メーカー車よりも早くアシストを切るのか?

ふみお
ふみお

なぜ、ログアドベンチャーeは、アルベルトeなどのメーカー車よりもバッテリー残量が多い状態で、坂道でのアシストをカットする?

HAL
HAL

まず前提として、「残量20%」という表示が、そのまま“坂でも20%分の余裕がある”ことを意味するとは限りません。
メーカーや車種ごとに、残量%の出し方や、低残量域での制御の考え方が違います。

ログアドがメーカー車より早く(残量が多く見える状態で)坂のアシストをカットしやすい理由として、考えられるのは主にこの3つです。

1) 残量%の“基準”が違う(表示20%でも実態はギリギリのことがある)
残量表示は、燃料計のような共通規格ではなく、電圧や電流の履歴から推定していることが多いです。
そのため、ログアドの「20%」が、他車の「10%付近」の状態と近い可能性があります。

特に坂では負荷が上がって電圧が一気に下がるので、平地で見えている残量より“余裕が少ない”状態になりやすいです。

2) ログアド側の制御が「粘って弱める」より「一旦切って守る」寄り
メーカー車は、低残量時に“じわっと出力を落として乗り味を崩しにくい”方向に味付けされていることがあります。
一方でログアドは、低電圧域で無理をさせないために、境界線を割った瞬間にアシストをいったんカットしやすい制御になっている可能性があります。

その結果、ふみおの体感では「弱まる」ではなく「いきなり切れる」に見えます。

3) 急坂で“瞬間の電流”が跳ねやすく、電圧降下が出やすい
急坂で、低い回転数のまま踏み込むと、モーターが一気に電力を欲しがります。
この“ピーク電流”が大きいほど電圧がへこみやすく、保護の境界線をまたぎやすいです。

さらに寒い時期は、バッテリーがふんばりにくくなるので、この現象が強く出やすいです。
「寒くなってから症状が目立った」という条件とも合います。

そして「1周で戻る」を繰り返す理由
これは、電圧が境界線の上と下を行ったり来たりしているサインに近いです。

急坂で踏む → 電流が増える → 電圧が落ちる → 保護でアシストOFF
OFFになって負荷が減る → 電圧が戻る → 次の判定でアシストON

これが短い周期で起きると「ガックンガックン」になります。

はらぺこログアドベンチャーeのアシスト放棄を回避する方法

ふみお
ふみお

うちは家に着く前に長くて急な坂道があるので、お腹をすかせた状態のログアドで帰宅すると、このガックンガックンガックンに見舞われる可能性が高いよね。
このガックンガックンを回避する方法があれば教えて。

HAL:

HAL
HAL

「はらぺこログアド」が急坂でガックンガックンしやすいのは、急坂で負荷がかかった瞬間に電圧が境界線をまたいで、アシストがON/OFFを繰り返してしまう状態に入りやすいからです。

つまり回避の考え方は、その境界線をまたがない走り方に寄せることになります。

僕が提案する回避策は、現実的にはこの5つです。

1) 坂に入る前に「軽いギア」に落として、回転で登る
急坂で踏みつけるとピーク電流が跳ねやすく、電圧がへこみやすくなります。
坂の手前でギアを軽くして、脚を“くるくる回す”登り方にすると、ピークが小さくなってアシストが切れにくくなります。

2) 坂の直前で少しだけ速度を乗せておく
坂に入った瞬間が一番負荷が大きくなりがちです。
その瞬間だけでも惰性があると必要トルクが少し下がり、電圧のへこみを抑えやすくなります。

3) 残量が少ない帰宅時は、アシストを1段落として“安定”を狙う
強アシストはピーク電流が大きくなりやすいです。
結果として「強→OFF→強→OFF」と不安定になるなら、最初から1段落として、出力を安定させた方が登りやすいことがあります。

4) バッテリーを冷やさない(冬は特に効きやすい)
寒いほどバッテリーはふんばりにくくなり、同じ残量でも電圧がへこみやすくなります。
可能なら室内保管、出発直前に装着などで、低温の影響を減らせます。

5) 「最後の坂」のために、残量の使い方を変える
ふみおの帰宅ルートは、家の直前に長くて急な坂がある。
最後にピーク負荷が来るので、帰宅ルートに入ったら早めに温存モード(アシスト控えめ)にして、坂に“余裕”を残す運用がいちばん効きやすいです。

それでもログアドベンチャーeが坂道でアシストを放棄するときの対応

ふみお:
HALの提案通りに対策を施しても、はらぺこログアドが坂道でアシストを放棄する場合、サイクルベースアサヒで点検を受けた方がいいのかな?

HAL:
うん、ふみおの状況だと「点検を受ける価値はある」と私は思う。
理由は、半年の個体で、しかも“急坂+低残量+寒さ”が揃うときに、アシストがON/OFFを繰り返すほど不安定になるなら、仕様の範囲でも起きうる一方で、症状を強める要因(接触や個体差)が混ざっている可能性もあるから。

ここは「故障かどうか」を決めつけるより、点検で“悪化要因がないか”を潰すイメージが近いよ。


点検を勧めたい理由

1) 端子の接触抵抗が高いと、急坂で症状が増幅される
バッテリーや車体側の端子がわずかに汚れていたり、差し込みが微妙だったりすると、負荷がかかった瞬間に電圧降下が大きくなって、保護の境界線をまたぎやすくなる。
「急坂でいきなりOFF→1周でON」の繰り返しは、まさにその増幅が出る形になりやすい。

2) バッテリーの個体差やセルバランスで、低残量域が不安定になることがある
半年でも、個体差で低残量域の“踏ん張り”に差が出ることがある。
坂みたいにピーク電流が必要な場面でだけ症状が目立つ、という形で出ることもある。

3) 「冬の急坂」は条件が厳しいからこそ、点検で判断材料が増える
冬はどの車種でも不利になりやすい。
だからこそ、店側も「仕様っぽい/異常を増幅している」どちらかを切り分けやすい。


あさひで伝えると話が早い“症状メモ”
点検で大事なのは、感想より「再現条件」。

このまま言えばOK。

  • 購入半年
  • 寒くなってから出る
  • 残量20%付近で、長く急な坂に入ると発生
  • ペダルを漕いでいると突然アシストが切れる
  • クランク1周くらいで戻るのを繰り返す(ガックンガックンになる)
  • 平地では目立ちにくい

そしてお願いしたい点検内容はこう。

  • バッテリー診断(低残量域の挙動、セルの偏りの有無)
  • 端子の接触、ガタつき、汚れの確認
  • 制御側(設定や更新があるなら)の確認

点検に行く前に、家でできる“安全な”下準備
これは「直る」ためというより、点検時の再現性を上げるため。

  • バッテリーを一度外して、端子を目視で確認(汚れがあれば乾いた布で軽く)
  • しっかり奥まで挿してロック
  • 可能なら、症状が出たときの残量%と気温感、坂の長さをメモ

まとめると、仕様の可能性は残る。
でも、ログアドを購入して半年でガックンガックンが頻発するなら、“増幅要因”を点検で潰す価値はある。

ふみおみたいに「家の直前に長い急坂がある」環境だと、ここを放置すると毎回ストレスになるから、早めに一回見てもらうのが一番スッキリすると思う。

ログアドベンチャーeのアシストカットについてのまとめ

ログアドは僕のお気に入りの自転車です。

だからこそ、残量20%付近で急坂に入ったときの「ガックンガックン」は正直言って悲しい…。

ただ話を整理してみると、これは“気合い”の問題じゃなくて、
低残量・急坂・寒さが重なったときの「電圧の余裕」の話なんだ、と分かってきました。

もし同じ症状で困っている人がいたら、まずは
「踏みつけない(軽いギアで回す)」「冷やさない」「坂に余裕を残す」
この3つを試してみてほしいです。

それでも頻繁に出るなら、点検で“増幅要因”がないか見てもらうと安心だと思います。

僕も本格的な冬道走行の前に、6ヶ月点検を兼ねて、あさひでバッテリーを見てもらおうと思います。

おまけのファクトチェック

この記事のHALの発言が適切かどうか、念のためGeminiにも確認してもらいました。

Gemini:HALさんの解説内容は、電気・制御の観点から見て正解です。以下の情報を裏付けとして補足します。

  • 「20%で切れる」 vs 「メーカー車の10%粘り」の差
    • 判定:正確です。
    • 理由: ヤマハやブリヂストン、パナソニックといった「電動アシスト大手3社」は、バッテリー残量管理に非常に高価な制御IC(残量計)と緻密なプログラムを使っています。「電圧が下がってきたら、止めるのではなく**電流を絞って(アシストを弱めて)**走り続ける」という制御(ディレーティング制御)が上手です。
    • 一方、ログアドなどの「あさひオリジナルブランド」やコスパ重視のモデル(多くはSR SUNTOUR製などのモーターユニットを採用)は、安全マージンを厚くとる傾向があります。「電圧が閾値を下回ったら即カット(LVC: Low Voltage Cutoff)」というシンプルな制御になりがちで、これが「ガックン」の正体です。
  • 寒さと電圧降下
    • 判定:正確です。
    • 理由: バッテリー(リチウムイオン電池)は低温になると内部抵抗が急激に上がります。
    • 電圧降下 = 電流 × 抵抗 ですので、抵抗が高い冬場に、坂道で大電流を流すと、夏場以上に電圧がガクンと下がります。これにより、まだ残量があるように見えても保護回路が働きやすくなります。
タイトルとURLをコピーしました